スペック
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型式 : A47(TL074CN)
再生時間 : 約20時間
ヘッドホン出力 : 不明
電源 : 006P-1本
S/N比 : 100dB程度
質量 : 約250g(電池含む)
出力端子 : ステレオミニジャック
評価
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ちまたで流行っているA47アンプ。これはTL074の動作の関係で完全なA47ではありませんがほとんど構成は同じです。
回路図は以下。
いつものように、電源はBUF634にて組み、音声増幅部はA47の構成。A47と違うのはボルテージフォロアの入力の前に5.1kΩの抵抗を挟んでいることです。
これがないと、私の環境下では発振して使えませんでした。
配線は電源部は自分で考え、音声増腹部は韓国の有名人さんの配線を参考にしました。オペアンプは4回路の物を使っております。
4回路の物を色々使ってみましたが、このTL074以外はまともに動いてくれませんでした。不思議ですが・・・・・・
部品構成としては、もう撤退したSANYOの6Vのマザー用のアルミ電解コンデンサを8個使っております。そのため18Vには出来ません。コンデンサが逝きます。
抵抗は秋月のカーボン抵抗。音声部のオペアンプはTL074CNです。ボリュームはアルプスの6型(だと思う)。全部あわせても、そんなに値段しませんね。
BUF634が高いくらいでしょうか。2000〜3000円くらいかな。
それで音は、オペアンプの直接駆動ですが、ヘッドホンも苦にせず鳴らせているようです。ボルテージフォロアの前に抵抗が入っているので本当のA47と比べると
それでも性能はいまいちでしょうが、ごく普通ないい音です。メイヤーよりも駆動力があるように感じますね。まぁ、オペアンプがそこまで新しいものではないので速い音ではありません。
高域は金属的になりますが、乾いた感じで耳に障る感じでもありません。低域は下までしっかり出ているようです。音の傾向はかなりニュートラルで自然な感じです。
定位だけはトランジスタバッファのアンプよりもいい気がしますね。この辺もオペアンプオンリー駆動だからでしょうか。奥行もだいぶあり、十分実用的なアンプだと思います。
あんまり気合入れてない作品ほど良く出来たりするんですよね。この辺も不思議なものです・・・・
それにしても、TL074の性能はそれほど良くないのに、良くなりますね。TL074もかなり良く出来たオペアンプみたいですから、使い方さえしっかりすればかなりなるんでしょうね。
色々と勉強になりました。最後に消費電流ですが、TL074で約8mA、BUF634が2mAですので、200mA/hの充電池で、20時間持つことになります。006Pで20時間もてば万々歳ですね。
それでも、TL074の動作電圧が、グラフから読み取ると±3.5V=7Vからみたいなので006Pでは最後のほうはきついかもしれません。
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