SE-U55GX







スペック

  SN比       :110dB (LINE OUT)
  周波数特性     :0.3Hz〜44kHz(LINE OUT,+0/-0.5dB)
  デジタルIN
  サンプリング周波数 :44.1、48、96kHz
  デジタルOUT
  サンプリング周波数 :44.1、48、96kHz
  D/A         :24BIT/96KHz対応



評価

 PC買い替えでSE-150PCIが使用できなくなったため二番目に買ったサウンドカードです(USB-サウンドプロセッサー)。これもONKYO製品ですね。

 まず見た目。このサウンドカードは見た目がかっこいいです。入出力端子もたくさん付いており本当にプロセッサーって言う感じです。同軸デジタル端子なども 装備しているので、もしサウンドカードをグレードアップしても、デジタル出力用として、ノートPC用としての活躍も期待できそうです。

 その音についてですが、このサウンドカードはSE-150PCIより音が悪いと思います。基本的な設計思想とUSBデバイスであることが関係しているのかもしれません。 まず設計ですが、内部を見てみましたがそのつくりは150PCIに比べてよいとは言えないもののようです。全体的に見て部品が安いきがします。このあたりは設計した時期によるのかもしれませんね。 しかもチップも一世代古いもののようです。次にUSBデバイスについてですが、USBを使っている製品はほとんど96kHz/24Bitより上は出力できないようですね。 USBの規格上そうなっているのか、ウインドウズの制限なのか分かりませんが、 残念なことです。しかもUSBの電源というのはあまり綺麗ではないらしく、バスパワーで動く物はあまりよくないようです。これはACアダプタがついており別電源ですのでその辺は良心的でしょうか。

 さらにこのデバイスを使用するとウインドウズ側の音量を制御できなくなるようで、その音量調節はCarryOn Music側に移されます。その上、CarryOn MusicではDVDソフトが再生できないため、 CDより高音質でサンプリングされている48kHz/16Bitのデータ(音声領域)が読めません。DVDからWAVで吸い出したファイルは聞けるようです。DVDも再生できればよかったのですが。。。。 これではちょっと使い勝手が悪いですね。さらに、今何kHzのデータを再生しているのかも分かりません。
 あと再生するデバイスの選択で、ダイレクトサウンド、WAVEMAPPER、MMEなどが選べるのはほかのサウンドカードと同様ですが、なぜかWAVEMAPPERを選んだ時だけ音質がよくなる気がします (間違っているのかも知れませんが)。理由は不明です。悪いように書いてしまいましたが、CarryOn Music自体の使い勝手はよいと思いますし、持ち運べますし、便利ではないでしょうか。

 USB2.0対応、192kHz/24Bitで動く製品が出てくればいいですね。




検索などで来た方はぜひ [HOME] に!!