SE-150PCI







スペック

  SN比       :110dB (LINE OUT)
  周波数特性     :0.3Hz〜44kHz(LINE OUT,+0/-0.5dB)
  デジタルIN
  サンプリング周波数 :32、44.1、48、88.2、96kHz
  デジタルOUT
  サンプリング周波数 :32、44.1、48、88.2、96kHz
  D/A         :24BIT/192KHz対応
  チップセット    :VIA Envy24HT


評価

 初めて買ったサウンドカードです。それまでオンボードのサウンドしか聞いていなかったので取り替えた時の感動は相当なものでした。

 まずその見た目。コンデンサーが基板の上に所狭しと並んでいます。その上銅版まで基板をはっているのですから驚きでした。一目見て「すごい」と思いましたね。 2ch用の端子は金メッキされており7.1ch用は変換アダプタが付いています。そのほか各種ケーブルも付いていて買ってすぐ使えるころあたりが国内製品だと思わせるところです。

 音についてですが、このサウンドカードは7.1chまで対応してはいますが実質2ch専用のサウンドカードといってもいいでしょう。2ch用の回路はカタログを見ても分かるようにしっかり作られており 音質は良いようです。しかし7.1chのほうは専用回路ではなく、たくさんの回路を通ることになるようなので音はよくないみたいです。むしろ7.1chの場合はデジタルアウトから AVアンプなどにつなぎAVアンプ側で演算したほうがずっと音がよくなるでしょう。というわけで2chしかいいところはないのですが、そのコンデンサーからくる電源安定性なのか2ch専用 回路のおかげなのか分かりませんが2chにおいての使用だけ見れば十分な音質です。電源周りが安定しているせいか、力強いというか、しっかりしているというか、そんな音をだします。 解像度、高音、低音のバランスなども悪くないと思います。この値段でここまで出来るのですからコストパフォーマンスは高いのでしょう。入門には向いているカードだと思います。

 最後に不満を書きますと、このカードは切込みがないためPCI-Xスロットには使えないということです。私はPrecision 670を使用しているわけですがこのPCにはPCI2.2スロットが1つしかなく、 しかもグラフィックボードの直下なのでノイズが乗ってこの位置でのサウンドカードの使用は行えそうにありません。そのためこのカードは手放してしまいました。音には満足していた だけに残念です。このカードのほかにSE-90PCIというカードもあるみたいですが同様に使えないですね。個人的にはSE-90PCIも使ってみたいですが、チップがほとんど同じで コンデンサーの量は少なくなっているので音は150のほうがいいと思います。。。がどうでしょう(SE-90PCIはOPAが5532らしい)。もう1つはPC側で音量を最大にするとその音量は かなり大きいものになってしまうことです。ヘッドホンアンプのほうのつまみをなるべくなら9時方向くらいまで回したいのですが、アンプ側のつまみがほとんど回せません。 できればサウンドカード側の音量は100にしておきたいのですが。。。。




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