The Plug







スペック

    型式       : オープンエアダイナミックカナル型
    インピーダンス : 16Ω
    出力音圧レベル : 112dB/mW
    周波数特性   : 10〜20,000Hz
    質量      : 約7g(コード除く)


評価

 いわずと知れたKOSS The Plug。2チャンネルでも改造で有名だそうです。ここでは改造前のレビューを書いてみます。

 まず本体。結構しょぼいです。ラインが細いです。断線もかなりしそうな感じです。さらにイヤーピースが粘着性のある スポンジで非常にごみが付きます。そのため見た目が。。。。。さらにイヤーピースの先からハウジングまでの距離が以外と短く 耳のおくまで入れようとするとプラスチックの本体(ハウジング)が耳についてしまいます。しかも、本体はある程度大きいので これ以上、耳の奥に入れることができません。粘着性のあるスポンジも装着してから本当の音質になるまでタイムラグがあります。

 次に音ですが、紛れもなく低音超過です。ものすごい量が出ます。その上しまりもなく中〜高音域を完全に食ってしまっていますね。 スポンジと音が通るゴムの管もこの領域の音を吸収してしまっているようです。さらに抜けも悪く不要振動らしい音も聞こえる気がします。 具体的に言うと、低音はしまりがなく、その感じが中域まで続いています。そのためボーカル前後の周波数ですらかなりこもり感があり 聞くに堪えません。さらに高音はいろいろなところで吸収されているらしく、耳に届く量はかなり少ないと思います。その分聴き疲れもしにくいのでしょうが 重低音(と言ってもかなり下のほうはでませんが)が耳にウザく常に聞いていられるかは個人差があると思います。唯一無比な製品であるので魅力はあるほうでしょうか。

 最後にこの製品は、公式ホームページでは密閉型となっているようですが実は開放型です。音もれはそれほどひどくはありません。しかも、分解すれば分かると思いますが このイヤホンは振動板が入っており、ダイナミック型です。そのため低音の質はE4cなどとは違いダイナミック特有な音ですね。そのためX122のような改造も ある程度可能ではあります。ひとつ不要になった(断線した)Plugをもらったので自分で改造してみました。結果は別ページにて。




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