MX450







スペック

    型式       : ダイナミックインナーイヤー型
    インピーダンス : 16Ω
    出力音圧レベル : 123dB/mW
    周波数特性   : 18〜21,000Hz


評価

 ゼンハイザーのインナーイヤー型ダイナミックイヤホンです。これも開放型といってよいようで、 音ももれますし、抜けもよく圧迫感などはあまりありません。ゼンハイザーらしく低音が支配的であると思い購入しましたが、 それほど支配的ではなく、どちらかといえばフラットな印象を受けました。ゼンハイザーとは思えないほど高音が出ていますね。 もしかしたら高音が出ているのではなく、低音がおとなしいだけかもしれません。(しまって聞こえるようになったのかな?) このイヤホンはインピーダンスが低下し、感度が上がっため、さらに出力を必要としなくなりました。 この仕様変更により失ったものもおおいと思います。MX400と比べると奥行き間が少なくなり、低音が走っているような印象もあまり受けません。 逆に解像度自体は感じられるようになったと思います、が、よりフラットにのっぺりしたように感じます。 癖も少なく、オーソドックスな感じで、標準!!っていう感じがひしひしとします。魅力はへったでしょうね。 まさに日本国内ポータブル機器に最適化されているようです。

 私個人はよりフラットで聞き疲れしないほうが好みなので、方向付け的には好ましいのですが 魅力まで減っているように感じられてなりません。このくらいの安いイヤホンは交換して楽しむのが面白いので個性が少ないとその点においても使用頻度が減ります。

 高音が若干ささるようになったのでMX400よりは聞き疲れするでしょう。やはりポータブル機器に最適化されているらしくPOPSなどは相性がよいようです。 エージングですがそれほど大きな変化はなく、若干低音が増したくらいでしょうか。また、ゼンハイザー独特の味付けが少なくなったため 据え置きの機器やポータブル製品の癖は分かりやすくなったと思います。機器の聞き比べには向いている方でしょう。悪いように書いてしまいましたが、 それでも国内製品とくらべるとコストパフォーマンスは高く、購入の選択肢には入れてほしいと思います。ほんとにポータブル機器に相性いいので (使い勝手はかなり向上していると思いました)。

 ラインはやわらかく扱いやすいし、イヤホンの形状が若干小さくなったので私の耳でもきちんとフィットするようになりました。 そのため使う回数が増えるかと思いましたが、魅力も半減しているようで意外と使用回数は増えていません。




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