MDR-E930LP(小さめサイズ)







スペック

    型式       : オープンエアダイナミック型
    インピーダンス : 16Ω
    出力音圧レベル : 108dB/mW
    周波数特性   : 10〜23,000Hz
    質量      : 約6g(コード除く)


評価

 国内メーカーのSONYのインナーイヤー型ダイナミックイヤホンです。これは国内メーカーなので音漏れなどにも配慮されており 意外と音は外にもれません。しかも、そのコードの長さ、イヤホンユニットの大きさ、L字プラグかストレートプラグかなどによって 少し違った型番で色々売られています。色のバリエーションまであるようですね。さらにコードは布まきというこの価格では信じられないような 仕様です。実売は約1500〜2000円くらいでしょうか。これは普通に電気屋さんのポータブルコーナーなどにおいてあるようで非常に入手しやすいです。 とりあえず買ったポータブル機器のイヤホン交換といったらこれを選ぶ人は多そうですね。

 ちなみにこれはユニット径が小さい物で、プラグはL型、コードは1.2mです。正式な型番はMDR-E930LPですかね。

 それで音ですが、非常にSONYらしい音がします。全体的に若干固めの音で低音の量が多いです。低音がうねるように聞こえました。 ディレイがかった感じです。これは、ユニット径が小さいことが少なからず影響してると思います。口径が標準の物と比べてフラットな印象が少なく、ドンシャリが強調されている感じがします。 ボーカルなどもより前面に出てくる感じです。解像度などもこの価格帯にしては比較的あるほうだと思います。どうしてもその低音からか高いように聞こえないのが残念です。 でも、高音が埋もれているわけでもないので基本的には全域にわたって音は聞こえるようです。  まぁでもこの価格帯でここまで出来ているんですからすごいんでしょうね。それでも、同価格帯のK12P、MX400などと比べてしまうとどうしてもこもった感じがするためなかなか出番は回ってきません。 低音が面白くぐわんぐわん鳴るのでROCKなどにはあいそうですね。

 その低音から体質に合わない人は気持ち悪くなるかもしれませんが、誰でも聞いたことがあるだろうSONYの音なので基本的には聞き疲れしないほうだと思います。 耳に当たる部分などもコムのような材質で出来ており耳にフィットする人はずれにくいでしょう。いろいろな意味で日本人に配慮された製品です。 コードは布巻きなので取り扱いやすいし、ポータブルを考えてか分岐からイヤホンまでの左右のラインの長さも違います。




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