K24P







スペック

    型式       : ダイナミック型・セミオープン
    インピーダンス : 32Ω
    出力音圧レベル : 110dB/mW
    周波数特性   : 13 〜27,000Hz
    質量      : 63g(コード除く)


評価

 AKGの耳乗せ型ダイナミックヘッドホンです。AKGらしくしまった低音(耳乗せ方にしては)とシャリ付かない綺麗な高音が気持ちいいヘッドホンです。 それでもAKGにかぎらず耳乗せ型は低音が壮大であることが多くこの機種もそれに応じて低音の相対的量はかなり多いと思います。 K12Pとくらべても倍以上の量があるように思いますね。でも、AKGらしさは出ており、高音が綺麗で華やかな感じで低音に埋まったりはしません。 さらに線が細く、繊細になるので解像度は比較的高く、耳乗せにしてはいいほうでしょう。音場も比較的広いので、 普通のヘッドホンのように音場を楽めると思います。

 現在、最安が約3400円ですね。よく対比されるのはPX100でしょうか、こちらは約5000円です。音色が違うのはもちろんですが、 PX100のほうが上品になるので、私はPX100のほうが良く聞こえてしまいますね。1000円の差はあるかなといったところです。 しかし、その差は微々たる物なので好みで簡単に覆るでしょう。この価格帯のヘッドホンならば複数購入するのも面白いと思います。 (追記:ヘッドホンアンプの質によってはかなり良くなってくれるようです。コストパフォーマンスはかなり高いみたいですね)

 これは耳乗せ開放型の中でもかなり音が漏れる機種で、壮大に音もれします。隣の人に曲が分かってしまうくらいです。 まず電車の中では使えないでしょう。しかし、折りたため持ち運びが楽なので人がいないような状況では積極的に使いたい機種です。 この一個上にあたるK26Pも視聴しましたが、こちらは密閉型のためK24Pよりも低音が耳に届きやすく、そのせいか、若干こもっているように聞こえてしまい購入しませんでした。 これは装着感も悪くなく、ずれにくいので扱いやすいです。安めのAKG製品にいえるのですがラインが硬く癖がつきやすいので扱いにくいです。 ポータブルでの使用も問題なく選択肢の一つに成りえると思います。エージングも、ドライブに必要な出力も比較的必要とされないほうです。 (出力にはよりますが、あまり小さい出力では厳しい場合もあるかもしれません)




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