HLD-X9







スペック

  形式   :HLD-X9
  方式   :LD方式,NTSC方式/MUSE方式
  搭載機能 :HR3次元,フレームメモリ,デジタルTBC
        1ビットD/Aコンバータ,両面再生 etc.
  電源   :100V 50/60Hz
  消費電力 :58W
  外形寸法 :440×180×435
  重量   :17kg


評価

 LD専用再生機器の中でいちにを争う名機種。アナログ時代、最後の製品でしょう。それでも音声は既にデジタルなわけなんですけどね。 映像は、アナログらしい(セル、フィルムらしい?)発色と、輪郭です。それでも、デジタル技術をたくさん使ってるので、デジタルノイズ などは、ちらほら見えます。

 一番いいところは、はやりその色でしょうね。デジタルでは到底できないような色彩で映し出します。輪郭も、やわらかい表現でまさに絵を 見ているようです。LDはその規格から、赤と黒の表現が非常に苦手なわけですが、全体的に白っぽい画面などを引き締め、黒を真っ黒に見せる技術 や、どうしても赤が帯状になり、輪郭からはみ出してしまう現象を抑える技術などもうまく、ほぼ、不満のないできです。

 音もかなりいい部類で、LDしか鳴らせませんが、そこらのCDプレイヤーは太刀打ちできないように思います。しかも、LDのほとんどはCDよりもダイナミックレンジを 大きく取っているらしく、臨場感も抜群です。残念ながら、LDにはサウンドプロロジック、ドルビーデジタル(5.1ch)、DTSなどが対応したディスクが少ないため その真価が発揮されるのは、もののけ姫くらいですが、それを除いても、所有している満足感は高いです。

 一番問題なのは経年劣化と、部品保持期間ですね。もう生産終了していますので、故障や消耗部品交換はかなり苦労しそうです。大事に使ってますが いつかはその日が来るでしょう。ほぼその時期には、私の持っているLDはもう死んでしまっていそうですが。。。。ちなみにハイビジョン見れますがMUSEデコーダー、 ハイビジョンディスクは一枚も持ち合わせておりません。

 そのほかには、、、LDはそのディスクが大きいため、風切り音が大きい物が多いですが、これは、一番静かな部類でしょう。それでもDVDプレイヤーに比べれば大きいですが。。。 さらに後期のLDと前期のDVDを比べれば、後期LDのほうが画質は上です(もちろん解像度はかないませんが)。かなりいいディスクもあります。でもやはりこのごろのDVDをいい プレイヤーで見ると、そっちの方が良く見えますね。この辺は仕方のないところでしょう。でも、音は、ほとんどの音声が無圧縮で記録されていますので、DVDのドルビーデジタル(圧縮あり) よりは音はいいです。DTSにはかないませんが。。。。あと、これって最上位機種なのに、定価が35って意外と安いですね。もっといい製品が作れたりしたんでしょうか。それとも。。。

 まぁ、意外と性能がいいのにもかかわらず、出番は少ないわけで。。。。プレミアでも付けばいいんですけどね。再販されないマイナーな作品見るときなどは強そうですが。。




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