ER-6







スペック

    型式       : カナル型・イヤホン
    インピーダンス : 48Ω
    出力音圧レベル : 108dB/mW
    周波数特性   : 20 - 16,000 Hz
    質量      : 12g(コード除く)


評価

 うわさに名高いER-6です。まずは付け心地。つけやすく、非常に疲れにくいと思います。遮音性もE4C(フレックススリーブ)よりよい印象です。 タッチノイズもほとんどなくつくりも良好だと思います。さらに、ケーブルは硬くなく、取り回ししやすかったです。 ただし、ケーブルは若干長いようで、線自体も細めなため、断線の危険性があるように感じました。しかも、やわらかいので絡まることもしばしばですね。

 これもE2Cと同様、フィルターが簡単に交換でき、ユニットを皮脂?から保護できるようです。あと、本体はシリコン製と思われるぐにゃぐにゃするものでカバーされていますが、 これが、イヤーチップ同様に皮脂を拾うので、気になる人は気になるでしょう。さらに、思ったよりも、音量を取るのが大変であり、ポータブルで使うならER-6iをお勧めします。

 音についてです、最初に私はE4Cを先に聞いてしまってるので厳しい評価になるかもしれないことを先に言っておきます。 まずその低音です。しっかり装着できているのであれば、そうそう、量が少ないとは思いません。が、E4cから見ると、ほんの少しですがこもったよう(締まっていない感じというか。。)に聞こえます。 そのためか、中音域に対して少し邪魔な場合もあるようです。その量はそれでも多い方ではないので迫力には欠けるかもしれません。さらに高音も出ると言うふれこみみたいですが、 実質聞いた限りではそれほど上まで出ている気がしませんでした。程よいところから上は、ほとんど聞こえてないようです。フラットですが、上と下はスパッとない感じに思いました。

 ユニットがどういう仕組みで動いているのかは分かりませんが、E4cよりもダイナミック型に近いなり方なようです。ソースによっては、非常にきれいに鳴りますが、 逆にソースによっては、音域ごとが邪魔をするようななり方もするように感じます。ジャンルは選ぶ方でしょう。基本的には音の数が少ない方、低音過多でないソースの方が得意だと思います。

 E4Cと比べれば、音の分離度、解像度ともに、それほど高いものでもないようですが、それでも、このクラスの製品と比べれば非常に明瞭で、分離度も高い方でしょう。 この製品はある程度インピーダンスが高いのでノイズを拾いにくいと思います。それに十分に鳴らすにはそれなりの出力も必要なように感じました。 据え置き、もしくはHPAがあった方が無難でしょう。さらに、ノリもいい部類ではなく、つまらない感じもします。やはり、聞き比べましたが 私の改造Plugとほとんど同性能(基本性能はER-6>Plug-S)で、ノリはPlug-Sの方がいいため、Plug-Sの方が聞いていて楽しい感じはします。 しかも、Plug-Sはしっかり上までなっているようですし。。。まぁ綺麗になってくれませんが。。。。 正直なところ、カナル型で、外の音を遮断でき、無難にフラットになるちょっと高いイヤホンというのは、このクラスではほとんどないので 優秀といえば優秀です。。。。ライバルが出てくれば又違うのでしょうね。。。。

 最後にやっぱりこの製品をポータブル用途で使うにはちとラインが長いですね。延長ケーブル+イヤホンになっていればさらに使い勝手が向上したと思います。。。





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