AT-HA20







スペック

  最大出力レベル  :100mW+100mW(32Ω、T.H.D 5%時)
  周波数特性    :10Hz〜100kHz(−3dB)
  全高周波歪率   :0.08%以下(32Ω、20mW出力時)
  SN比       :90dB以上(JIS-A)
  電源       :DC12V 500mA JEITA(付属ACアダプター)
  入力端子     :ライン入力(ピンジャック×2)


評価

 初めて買ったヘッドホンアンプ。ノイズなども当環境では見受けられず、出力は低いもののこの値段では十分満足な性能だと思います。 歪みも少なく淡々と仕事をこなしている印象です。サウンドカード直結で使っていますがサウンドカードの違いも聞き取れるので特徴づけは ほとんどされていないのでしょう。あえて言うならば温かさというか、ふんわり包まれている感じはあまり出ず、どうしても上位機種と比べると 高音と低音の表現、奥行間などはそれほど良くないように感じます。解像度もそれ程高くないようです。

 でも、これが一台あるだけで、ある程度感度が低いヘッドホンも鳴らせるようになる上、ドライバを十分駆動できる電力も得られるので 高級ヘッドホンを買ったときに、つなぎで使うなら十分だと思います。恐らく無改造Dr.Head HiFiと大差ないでしょう。 極端に言えば、ヘッドホンの性能を最低限発揮させることのできる外付けボリュームといった感じです。 駆動力がいらないヘッドホンイヤホンではその効果は実感しにくいと思います(ないわけではないが)。

 値段が値段なのでしょうがないのでしょうが、電源に使われているACアダプタがしょぼいです。ほとんどノイズは上ってこないと思いますが見た目がわるいです。 私はPCの近くでヘッドホンアンプを使うことが多いので、電源も出来るならもう少ししっかり作ってほしかったです。

 オーディオテクニカの製品のため、同社のヘッドホン、イヤホンには相性がいいです。国内製品であればほとんど問題なくドライブできるでしょう。 これ以上高いヘッドホンアンプとなると倍以上の値段を出さないと買えないので、入門にはいいかと思います。 CD専用デッキなどから信号を持ってくるのでしたら、もっといいアンプを使った方がいいと思います。




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